仮想通貨にはおおまかに3つの稼ぎ方があります。
今回は、それぞれの方法とか特徴について説明します。
コインを買って高く売ること
これはコインを安く買って高く売ることで利益をつくる方法です。
この方法は単純ですが、もっとも億り人になれる可能性も高く、初心者にお勧めです。
(ちなみに稼ぐ方法で確かなものには、こうした単純性が備わっている場合が多いです。)
コインの性質によって長期保有もとれれば、売り買いの差額で利益を得ることもできます。
仮想通貨のブロックチェーンの技術というのはオープンソースで作られており、現在はだれでも自分のコインが作れます。
もちろん技術と知識は必要ですが、一般の人が想像するほど難しくもないそうです。
ただしコインはそれを使って売り買いしたりしないことには、コインとしての価値がありません。
そのため、テクニカル上の問題は全くない同レベルの2つのコインがあったとしても、生き残れるかどうかの決めてになるのは、いかに流通し支持されるかにかかっています。
現在、販売所で確認できるだけでも1000ぐらいのコインがあるのかなと思います。
おそらく、そのほとんどのコインは死滅する気がしますが、その中に生き残り育っていくコインがあります。
僕は、この現在たくさんのコインが創られているいる状況が、なにか生命の進化のプロセスを見ているようで、非常に興味深いです。
ご存知のとおり、人間も現在はホモ・サピエンスの一種のみが生き残っていますが、これまではたくさんの人類がいて、絶滅してしまっています。
また複数の人類が共存していた期間があったことも確認されています。
僕は一年前にこんな記事を書いています。
ここでは、ホモ・サピエンス全体にネアンデルタール人の遺伝子があるのですが、なかでも日本人はずばぬけて多くの遺伝を受け継いでいるという興味深いことについて書きました。
ちょっと仮想通貨から話がそれてしまったように感じたかもしれません。
しかし、僕のなかでは完全につながっているのですが、こうしたDNAだとかと仮想通貨とは本当に共通するものがあるのです。
このことは、結局、どの仮想通貨に投資するかとなったときに、より深い生成の部分を見るのと見ないとでは、当初の微妙な違いが大きな違いになるように思えてならないので、非常に重要だと考えています。
もちろん、さして考えないで、安いうちに多様なこいんを幅広く買っておくという戦略でもいいと思いますが、より仮想通貨の本質に迫るためにはできる限りそのコインの特性を知っておくことは意味があることだし、その方がより興味もでて投資が面白くなります。
たとえば、仮想通貨が滅びるのと他の人類が滅びたのとを比較してみると、かなりの共通点があるように僕は思っています。
ネアンデルタール人は脳の容量がホモ・サピエンスより多かったので、ホモ・サピエンスより頭が悪いとは考えにくいのですが、何がネアンデルタール人とホモ・サピエンスを分けたのでしょうか?
何が広く流通する仮想通貨となり、他の仮想通貨は淘汰されるのでしょうか?
こう考えていくと、新たな仮想通貨を見つけるのが、楽しくなりませんか。
以上、まとめると、仮想通貨に対する僕の考えは以下のようになります。
まず、貨幣の歴史という意味で言えば、現在の紙幣である貨幣は非常に脆弱であり、かつ取引記録という意味では管理にも問題があるので、為替の問題を除いたとしても、現在の仮想通貨もしくはその発展した形の通貨に変わっていくことは間違いないと考えます。
しかし、仮想通貨を駆逐しよう、もしくは管理しようとする旧勢力(国とか銀行とか)からの強い圧力が予想されます。
(たぶん現在はようやくこの段階に入りかけたところだと思います。)
なぜかというと、特にビットコインには、管理主体(中央銀行)がないという重要な性質があり、これが旧勢力を精神的にも実際上も脅かすからです。
仮想通貨は決済銀行も必要ないし、送金も為替も必要ないので、国や銀行の存在意義がなくなります。
すると通貨の発行と納税という国の基本的な経済政策に影響が出る可能性があります。
実際に、当初のビットコインを支持していた人たちは、アメリカ政府に対して強い反感をもっていました。
しかし、その後でてきた仮想通貨のなかには牙をかくすというか、本来、中央集権は不要であるのに、あえて中央集権をしている、具体的には銀行間の送金に積極的に取り入れて貰って、銀行の新たな送金サービスとして位置づけようという動きがあります。
これはビットコインの考え方と矛盾するのですが、案外成功する可能性が高いかもしれません。
現在の貨幣制度の中央集権とビットコインの誰も管理しない通貨との具体的かつ決定的な違いは何かというと、銀行の場合は預金者であったり送金者、送金を受ける人などすべてが個人情報まで特定され、管理されますが、ビットコインではそうしてものは一切不要であり、完全にプライバシーが守られるという点です。
しかし、そのことが、マネーロンダリングの温床になる可能性は否定できませんし、取引所などにハッキングして不正送金をされても犯人を追求することを困難にもしています。
ここはちょっと理解しずらいと思いますが、送金記録は誰でも確認できるのに、アドレスからの特定が出来ないのです。
ビットコインなどでデイトレードをすること
1.のコインを買って高く売る方法が現物での売買で、中期的な投資であるのに対し、ビットコインなどで短時間の取引を数多く行うことで利益を得ていく方法です。
仮想通貨は中長期的な価格の変動を読むことは不可能に近いですが、短時間での上げ下げについては、比較的読みやすく、チャートに慣れてトレードの数をこなしていけば、かなりの勝率をあげることが可能です。
そのコインとか海外の取引所に関するニュースとかに常に注意を払って、数日間の値動きが上がっているのか下がっているのか、乱高下しているのかをまずは把握し、そのうえで、徐々に細かな時間の値動きを注意深く見て、ローソク足の読み方などの基本を学びさえすれば十分に稼ぐことは可能です。
ただこの方法の欠点としては、チャートを見ている時間が長くなりがちなので、時間的に余裕がある方でなければ難しいかもしれません。
マイニングすること
ビットコインなどの仮想通貨は送金記録などをコンピューター上に存在する台帳で管理し、中央で管理する主体というものはありません。
しかしその取引を承認するという作業が必要なので、それをパソコンを使って作業をし、その作業の成果として競争入札のような形にはなりますが、新たに発行するビットコインを成果として得ることができます。
これを金鉱を掘る意味からとってマイニングといっています。
ビットコインも当初はごく普通のパソコンでマイニングが可能でした。
現在でもそれは可能ですが、取引記録をつけるのに競争があるので、演算能力の高いコンピューターの方が有利なのと、たとえパソコンでマイニングが出来ても、非常に微々たる金額にしかならないため、マイニングについては、マイニングを求めているマイナーなコインででもなければ割が合わないのが実情です。
【まとめ】
以上、3つの方法を簡単に紹介しました。
初心者にとってどの方法がいいかという話ですが、仕事を持っている方であれば、1.の方法を僕はお勧めします。
1.を主体とし、興味があれば2.も少しずつやってみるというのがいいかなと思っています。
ただ、そうすると、どのコインをどこから買ったらいいのかという疑問が生じると思います。
基本的な購入の仕方とか取引所の登録などについては、別に書きますが、どのコインが上がるかという質問に対しては、「それは僕も知りたいです」としか答えようがありません。
取引所のチャットを見たりすると、それぞれ個別のコインへの思い入れとか、どのコインを買えとか売れとか、ともかくにぎやかですが、それぞれが自分の持っているコインに対して有利に動くように話しているにすぎません。
これに関しては、正確に情報を信頼できるところから取ることはもちろんですが、最終的には、個人の判断になります。
よく投資は自己責任と言いますが、それは別の言い方をすれば、確信をもった売買を常に行うことが重要だと言えます。
そのトレードで利益を得ても、逆に失っても、どのような根拠で売った、あるいは買ったのかが明確でなければなりません。
そうでなければ、単に雰囲気につられての売り買いであり、それでも偶然に利益を得ることはあるでしょうが、間違いなく、最終的には利益を失います。
3つの方法について、わかりずらい面があると思いますが、グーグルなどで調べて知識を補足してみてください。
近頃はYouTubeでもかなりの動画がアップされています。
こうした自分で調べるということは、仮想通貨に限らず、非常に重要です。
20180211 by okkochaan